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医学部再受験の記録(1)

心臓の違和感

私は4年くらい前に原因不明の心臓痛に襲われたことがある。定期的に「ちくちく」と、あるいは「締め付ける」ような感じがしたのだ。場所が場所だけに異常が出たら即人生終了になってしまう。


ということで、病院嫌いな私も諦めて心臓専門の内科に行くことにした。そして精密検査を行うが結果は異常なし。逆に健康的だと言われたのだ。こんなに変な感じなのに。「継続的に気になるようならまた来てください」と言われ帰宅したのだが現代医療への不信感から次回行く気にはなれなかった。


そして継続的に心臓は違和感を増していった。ちょうど業務がきつくなってきた頃だったからそのせいかとも思った。しかし、その業務が終わっても違和感は無くなることはなかった。

噛み合わせの違和感

そうこうしているうちに歯の噛み合わせが気になるようになってきた。そもそも虫歯の治療をしてからずっと噛み合わせの調子がおかしかったのだ。心臓の違和感に気を取られていたが、歯の噛み合わせも相当な違和感だ。虫歯治療をしたときの先生は審美治療に力をいれているようで、見た目はすごくキレイに直してくれた。どこを治療したのかわからないほどに。しかし噛み合わせチェックをしないのだ。


私は心臓の違和感はひとまず置いておくことにした。決して置いておけるような状態ではないのだが、当時としては置いておくより他はないという選択だった。そして、歯の噛み合わせ治療の出来る歯科医を探した。すると、噛み合わせが心臓に影響を及ぼすということを主張している歯科医がいるではないか。インターネットで確認できただけでかなりの数の歯科医が同様の主張をしていた。

最高の歯科医との出会い

これは心臓の違和感にも効果が期待できるぞと私の胸は躍った。それからというもの、毎日インターネット上で調査をした。身体のことを真剣に考えていて技術経験申し分なく納得できる主張をしている歯科医はどこにいるのか。そして何件かピックアップし神奈川の歯科医に行ってみることにした。


これがビンゴ。私にとって最高の歯科医だった。この歯科医にかかって症状は劇的に改善した。私の症状は、その歯科医に言わせると軽いものらしい。私はスポーツをずっとしていたせいか感覚が敏感なのだろう。敏感ゆえにちょっとおかしいとすぐ気になってしまいその歯科医のところには今でも通っている。


顎関節含め頭蓋骨は毎日こくこくと移動することを自分の身体で痛いほどに知ることが出来た非常に良い経験だった。同時にこのような症状で困っている人はたくさんいるのでは?と思うようになった。その予想はずばり的中しているようで、その歯科医にはいつ行っても客がひっきりなしに来ていた。これはシステムエンジニアやってるよりも需要が大きそうだと思った。

SEを退職し医学部再受験へ

さらにシステムエンジニアとしては半人前の私でも、この市場なら活躍できると思った。なぜならば患者への理解があるから。理解が無ければどれだけ優秀な人材でもデータ上で判断するしかないだろう。私は勉強では獲得できない、患者の感覚を獲得した。これはやるしかないと会社を退職した。


退職をその例の歯科医に報告し、弟子入りさせてくれよとそれとなく会話をするとその歯科医は非常に嬉しそうだった。年齢が離れすぎているためにライバルというよりは孫という認識に近いのかもしれない。


私はそれから大学受験に向けて勉強した。朝から晩まで1年間勉強し、センター試験を受験した。結果は不合格。これはまあ想定の範囲は出てはいなかった。数学の情報処理系の問題がその年から40点分ばっさりと無くなることを勉強途中で知ったからだ。私はもう1年勉強することにした。ボトルネックとなっていた数学の点数を向上させるのが合格に直結するためそれを目標にした。


そして月日の流れるのは早いもので試験の日が訪れた。手応えはあった。数学の点数は飛躍的に伸びた。しかし不合格だった。社会系科目、国語系科目が落ちた。浪人生活による弊害か、私の社会情勢の知識と文章を読み取る力は落ちていたのだ。落ちたことを確認した瞬間、頭が真っ白になった。


次回へ続く。

↓挑戦前、このシリーズを見て心を震わせていました。モチベーションアップにどうぞ。

再受験生が教える医学部最短攻略法 2015年版 (YELL books)

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