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保険 ドリルダウン告知って何?

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ドリルダウン告知

「ドリルダウン告知」とは何でしょうか。この言葉は馴染みのない人が多いかと思います。私もこの記事を書くまで馴染みはありませんでした。この土日に最近盛り上がっているフィンテックの記事をネットサーフィンしていたら、突然「ドリルダウン告知」という言葉が出てきたので調べた次第です。


さて、その「ドリルダウン告知」ですが、明治安田生命のサイトでは次のように説明されています。

お客さまに選択いただいた傷病名や治療内容(初診・最終受診時期や投薬の有無等)に応じて、申込手続きに必要な質問を画面に表示し、お客さまに選択いただく仕組みです

申込手続きの電子化を開始|明治安田生命保険相互会社


具体例として次のような告知の仕組みです。

・告知が必要な「傷病名」を選択
  ↓
・治療内容(初診時期、最終受診時期、投薬の有無等)を選択
  ↓
・上記回答に基づいて提示された「必要な質問事項」を選択


「ドリルダウン」と「告知」を合わせたものですね。保険に加入する際に、膨大な手続きをしなくて済むようにこのような仕組みが使われるようになりました。まだよくわからない人のために、それぞれの言葉を詳しく見ていきましょう。

ドリルダウン

ドリルダウンという言葉は「マーケティング用語」「IT用語」で使用される言葉のようです。次の記事がわかりやすいです。

ドリルダウンとは、データの集計レベルを1つずつ掘り下げて集計項目をさらに詳細にする操作のこと。またはその機能。例えば、国別に見ていたデータを都道府県別に集計し直すなどの操作がこれに当たる。売上分析に用いる場合には、まず全体の売上から地域を選択し、次に営業店舗を選択、更に売上品目、製品名……といった具合にドリルダウンを繰り返してデータを絞り込むことがよく行われる。

ドリルダウン|シナジーマーケティング株式会社

告知

告知とは、保険に加入する人が「健康状態」「病歴」「職業等」を保険会社に報告することです。これは保険に入るにあたって必須の手順です。告知をしなかったり虚位があると、告知義務違反として保険契約を解除されてしまいます。私は最初、保険会社から保険に加入する人に対して注意事項などを連絡することが告知かと思っていたのですが逆ですね。方向としては「保険に加入する人」→「保険会社」です。

まとめ

いかがでしょうか。ドリルダウン告知について、理解が深まりましたか?ドリルダウン告知の導入で有名なのが、明治安田生命(※1)や大同生命(※2)のようです。また、保険関連で強いシェアやノウハウを持つベンダーは「IBM」「NTTデータ」のようですね。どちらも大きな企業です。保険会社自体が大きな組織だからというのも関係があるのでしょう。


※1.日本IBM、明治安田生命の成長戦略を支える新契約引受査定の高度化を支援
※2.大同生命保険様がミュンヘン再保険グループと自動引受査定ソリューションの契約締結