あなたはもう使ってる?Windows8/8.1/10 無線LANルータ化の方法!
Windows7以上のWindowsOSでは、OSに内蔵されているアプリケーション「SoftAP」を使ってWindowsを無線LANルータとして使用できます。いわゆる逆テザリングです。
今回、接続が確認出来たのは「Windows8.1」⇒「iPhone5」「iPhone6」です。親機である「Windows8.1」に設定すれば子機である「iPhone」に特別な設定は必要ありません。普通の「wi-fi」として使用できます。
設定方法
それではさっそく設定に入っていきましょう。
1.状態の確認
まず「ネットワーク接続」の画面を出して、状態を確認してください。
このパソコンでは、この「イーサネット」がアダプタとなってPCがインターネットに接続されているということです。いわゆるこれがインターネット接続の大本となる接続です。こんな感じですね。
インターネット ⇒ (アダプタ)パソコン
Windows無線ルータ化(SoftAP)の設定をすると、この「ネットワーク接続」の画面に ローカルエリア接続のアダプタが追加されます。
2.設定
コマンドプロンプトを管理者権限で起動させましょう。
起動させたらこちらもまず状態を確認しましょう。次のコマンドを実行してください。
・SoftAPの状態表示
netsh wlan show hostednetwork
状態が確認できたことでしょう。それでは「SoftAP」を使用するために必要なアダプタを有効にしましょう。
・Microsoft Virtual WiFi Miniport Adapterを有効化
netsh wlan set hostednetwork mode=allow
ちなみに無効化は次のコマンドで設定できますので、何か不都合があれば元に戻してください。
・Microsoft Virtual WiFi Miniport Adapterを無効化
netsh wlan set hostednetwork mode=disallow
アダプタを有効にしたら「電波の名前」と「パスワード」を決めましょう。
・電波の名前(SSID)を決める
netsh wlan set hostednetwork ssid=jiyuni-na-id
・パスワードを決める(半角英数8文字以上)
netsh wlan set hostednetwork key=jiyu-na-pass keyusage=persistent
それでは今まで設定してきた「SoftAP」を起動させます。
・SoftAP開始
netsh wlan start hostednetwork
何か不都合があれば次のコマンドで停止させてください。パソコンを再起動でも停止になります。
・SoftAP停止
netsh wlan stop hostednetwork
「SoftAP」を起動したら、先ほど確認した「ネットワーク接続」の画面に行ってみましょう。先ほどまでなかったローカルエリア接続のアダプタが表示されています。
この「ローカルエリア接続」がパソコン⇒スマートフォンへ接続する際のアダプタです。こんな感じですね。
インターネット ⇒ パソコン(無線LANルータ化) ⇒ スマートフォン
3.共有の設定
ただパソコン自身もインターネットに接続しているので、パソコン自身のインターネット接続と無線LANルータとしての接続を共有しなくてはなりません。
こんな感じです。
インターネット ⇒ パソコン
⇒ パソコン(無線LANルータ化) ⇒ スマートフォン
「インターネット」から「パソコン」へ接続する二本の線がわかりますね。それでは画面から「イーサネット」を左クリックしてプロパティを出してください。
そして「共有」タブを選択し「ネットワークのほかのユーザーに、このコンピュータのインターネット接続をとおしての接続を許可する(N)」にチェックを入れてください。
そして「ホームネットワーク接続(H)」でローカルエリア接続を選択です。
※このとき、「ホームネットワーク接続(H)」のプルダウンが表示されないことがあります。私は最初プルダウンでなく「Wi-Fi」のみの表示となっていました。
このような状態になったときには共有設定を一度はずして再度設定しなおしてみてください。単純に読み込まれていないだけのようでした。
具体的には「ネットワークのほかのユーザーに、このコンピュータのインターネット接続をとおしての接続を許可する(N)」のチェックを外して「OK」を押下。
「ネットワークのほかのユーザーに、このコンピュータのインターネット接続をとおしての接続を許可する(N)」のチェックを入れる。これで解決するでしょう。
以上、「Windows8/8.1/10 無線LANルータ化の方法」でした。