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経済産業省よりDXレポート2(中間取りまとめ)が報告されました

少し時間がたってしまいましたが2020年12月28日に、経済産業省よりDXレポート2(中間取りまとめ)が報告されました。

デジタルトランスフォーメーションの加速に向けた研究会の中間報告書『DXレポート2(中間取りまとめ)』を取りまとめました (METI/経済産業省)

DXはただのブームか

DXは最近多くの場所で聞くようになりました、しかしこれは一過性のブームでしばらくすると使われなくなる言葉なのではないかと思います。

しかし、ここで経済産業省が課題としてあげているレガシーシステムの非効率な運用・保守については一過性ではありません。これらは改善しなければ永遠に続くものです。DXという言葉は最近出てきましたが、レガシーシステムの課題は古くから議論されてきました。

古くから議論されてきたにも関わらず、残っているレガシーシステムは何等かの理由があると考えられます。マイグレーションの難易度が高くて技術的に不可能、またはコストに見合わない、マイグレーションすることの価値を共有できない、などでしょうか。DXという言葉の勢いに乗ってモダナイゼーションされれば良いなと思います。

適切なアーキテクチャ選定が大事

一方で、レガシーシステムといわれているメインフレームを中心としたエコシステムは本当に害悪なのでしょうか。メインフレームはサーバーと比較して多重実行が得意だったり、信頼性が高かったりします。これらの特性を考慮して、システムに最適なアーキテクチャを選定していくことが大事かと思います。