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応用情報技術者試験 ~システム開発 2/2~

前回記事の続きです。
somegoro.hatenablog.com


■分散データベース
1つのデータベース管理システム (DBMS) が複数のCPUに接続されている記憶装置群を制御する形態のデータベースである。
コンピュータ群に分散されたDBを、1つのDBMS(管理システム)で制御する構成。メリットはスケールアウトしやすい、障害が分散されやすい等。デメリットはデータの同期にタイムラグがあるのでリアルタイムな処理が苦手。設計、実装、保守が難しい



■M/M/1 待ち行列
1列に並んだ客や要求を1つの窓口やサーバが処理する待ち行列。
待ち行列に到着する客や要求がポアソン過程に従い、窓口やサーバがこれらを処理する時間が指数分布に従うものを指す。

・用語
ランダム=ポアソン分布
平均=指数分布

・計算
平均待ち時間 = {利用率/(1-利用率)}×平均サービス時間
利用率 = (時間あたりのサービス利用者数) * 時間あたりのサービス実施数)
> 例 8人/10分 * 1人/10分 = 0.8 * 0.1 = 0.08 混雑度8%


■ハフマン符号化方式
可変長の符号化方式で、出現確率が高いデータには短い符号を、低いデータには長い符号を与えることで圧縮を効率よく行う方法。


■NAND型フラッシュメモリ
NOR型フラッシュメモリよりも集積度に優れ、安価に大容量化できる特徴があります。
USBメモリやSDカード及びSSD等の記憶媒体として使われているタイプ。
データの書込み及び読出しはページ単位、データの消去はブロック単位(ページを複数まとめた単位)で行います。

■NAND型とNOR型の特徴
書き込みがブロック(ページ)単位であることはどちらも共通
NAND型:読み出しの単位はブロック(ページ)
NOR型 :読み出しの単位はバイト

ANDはまとめて実施するからブロック。ORはどちらか判定できるから細かい単位のバイトで実施できると覚えておこう。


■フラッシュメモリ
電子部品に電子を注入してデータ記録を行う。電源を切っても記憶内容が消えない不揮発性のメモリ。消去が「ぱっと一括して」できる機能から、写真のフラッシュの印象でフラッシュメモリと命名した。フラッシュROMとも呼ばれているが、電気的に書き換え可能である。



■EMS(electronics manufacturing services)
電子機器の設計から製造までを専門に受託するサービスのことです。

電子機器の製造は技術的に高度かつ複雑であり、メーカ企業が自社内に製造ラインを設置し、維持管理するには多大なコストが掛かります。EMSの始まりはメーカ企業の下請け工場でしたが、電子機器には共通部品が多く、メーカ企業が個別の製品ごとに製造ラインを設置するのは非効率的なので、徐々に外部へ委託する形態が主流になっていきました。その結果としてEMSという業務形態が発達しました。


■稼働率
稼働率=MTBF/(MTBF+MTTR)

MTBF(Mean Time Between Failures)
 システムの修理が完了し正常に稼働し始めてから、次回故障するまでの平均故障間隔

MTTR(Mean Time To Repair)
 システムの故障を修理するために要した平均修復時間

普通に考えればそう。用語だけ知っていればOK。


おすすめ参考書です。絵があってイメージが湧きやすいです。