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「コンサル一年目が学ぶこと」を読んだ感想

「コンサル一年目が学ぶこと」を読みました。

コンサル一年目が学ぶこと

コンサル一年目が学ぶこと

  • 作者:大石哲之
  • ディスカヴァー・トゥエンティワン
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コンサル会社でなくとも、社会人でなくとも、当たり前のことを書いていました。「チームで勝つためにどのように動くべきか」をよく考えればそうなるよねという内容がまとめてある感じでした。
簡単にまとめると、次のような感じでどこの本にも書いてあるような基本中の基本が書いてあります。それがこの本の価値なのかもしれません。

  • 何を聞きたいのか分からないオープンクエッションはやめること
  • 要領を得ない回答は辞めて結論から話すこと
  • 自分のやりたいことじゃなくクライアントの価値を考えること
  • そのためにもクライアントの依頼を鵜呑みにしないこと
  • 報連相の認識齟齬が生じないように、背景を共有したうえで作業依頼すること
  • イメージじゃなく事実(数字)で仕事すること
  • 分からなかったら理解するまで質問すること、クライアントが理解しているか確認すること


自分で考えた答え合わせや、まだ考えたことない方の参考に良いかと思います。

ただし、働き方は前時代的でハードに感じました。私はコンサル会社に勤めて数年経ちますが、新人の頃を思い出しました。
あのころは作業の効率よりも、成果を出す速さが求められていたと感じます。かなりハードに働くのが普通の風潮でした。特に作業依頼する側の配慮が足りずに、作業背景が共有できていないことにより報連相の認識齟齬が起きやすく、その上 報連相の認識齟齬は作業依頼された側の責任となっており不健全でした。


今はコロナ渦になり、残業規制が加速し、数年前とは時代がずいぶん変わって良くなりましたね。