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ありえない働き方を強要された

2021年度の数か月、私はありえない働き方をした。

弊社はかつてパワハラで名高い企業だった。それから社長が率先してホワイト化を目指し、すいぶん改善されたと社内外ともに評価されていた。私もこれだけ社内で注意喚起されていたら、パワハラも撲滅されただろうと思っていた。しかし、撲滅されておらずしっかり残っていた。

抽象的で高圧的な批判、ロジックの中身を省略して結論だけ言ってきてこれで理解できないのは理解力不足・思考力不足だと言う。何をしたらいいかは連絡されず、考えたことを批判される。批判が抽象的すぎて分からないので、詳細を聞くと要点を得ない説明が続き時間切れ。その方たちは夜中までスケジュールが埋まっており、全然予約が取れない。なのでテキストベースでコミュニケーションをとりたいのだが、混み入った話なので対面での打ち合わせをセットするよう言われる。いつも時間切れになるので1時間枠でとりましょうなどと言ってくるが、1時間枠とれるのは2週間後、2週間後では遅すぎるというのがザラだった。

ゴールはその方たちの中にしかないのでこちらがいくら考えても意味が無い、しかし手放しで話し合えば高圧的な態度に反論できずに言われるがままになってしまう。武器として数字・ロジックを準備するため仮説を考え、批判してくるであろう内容を考え、適切な資料になるよう仕事した。多くの時間がかかり毎日2時ころまで仕事した。日によっては4時、5時まで仕事した。土日も仕事した。娘と遊ぶ時間が無くなり、妻と話す時間が無くなり、それぞれが病んでいった。

私は自称ロジカルな高圧的な人の考えをヒアリングして資料に起こすのに心身ともに疲弊した。思考能力が低下しているのが自分でも分かった。朝、起きるたびにこれまで感じたことのないような強く激しい動悸を感じた。
娘はクレヨンを食べる。筆で絵具を顔に塗る、仕事に行こうとするとトウセンボする。仕事に行くと泣き叫ぶ。など、奇行が目立った。娘の病み具合は家族の中でも顕著だった。

こんな働き方は二度としない、このような扱いを受けた際の適切な対応を準備しておく。